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株式会社名城ナノカーボンは、2005年4月に設立された名城大学発ベンチャー企業です。設立メンバーの安藤義則教授はカーボンナノチューブ発見者の飯島澄男博士へ、元となった素材を提供した経緯があり、長年カーボンナノチューブの研究に携わっております。そのカーボンナノチューブ合成技術を基に、株式会社名城ナノカーボンでは[1]高品質単層カーボンナノチューブを生産する技術、[2]カーボンナノチューブを液中分散させる技術、[3]単層カーボンナノチューブを金属型、半導体型に分離する技術、[4]カーボンナノチューブを薄く均一に塗布する技術、[5]植物由来原料から多層カーボンナノチューブを大量合成する技術、[6]単層グラフェンを製造する技術など、他社の追随を許さない、カーボンナノチューブ・グラフェンに関する確かな技術を持っています。従来、結晶性の高いカーボンナノチューブを作製しようとすると、レーザー法などが使用されてきましたが、収量が低いという問題点がありました。アーク放電法を利用することにより、質の高さを維持しつつ、収量を確保することに成功しました。このカーボンナノチューブを使うことにより、導電性、機械的強度、電界放出、金属的、半導体的などの特性を生かし、様々な分野において利用が期待されています。特に現状ではレアメタルの代替として透明導電膜が有望視されています。また直径の揃った単層カーボンナノチューブや金属型、半導体型に分離した単層カーボンナノチューブなど、世界的にも手に入れるのが難しいハイピュアな単層カーボンナノチューブの提供も行っております。加えて、植物原料から多層カーボンナノチューブを大量合成することも行っています。また、グラフェンの提供も始めております。カーボンナノチューブ・グラフェンは、高機能材料として非常に有望な素材と目されています。しかしながら、高品質なカーボンナノチュ-ブ・グラフェンをまとまった量で入手するのが未だに困難な状況です。株式会社名城ナノカーボンはそういった要請に答えるべく、企業の開発部門、公的研究機関、大学を対象に、高品質なカーボンナノチューブ・グラフェンの製造・販売を行っております。このような活動をすすめ、多くの研究・開発者にご利用いただいております。また、素材そのものだけではなく、分散液、ペースト、透明導電シート、CNTコートディッシュなど使いやすくした加工品や、加工処理するための実験装置などを含めたラボセットシリーズの提供も行っております。今後は、カーボンナノチューブの販売を進めていく中で、ユーザーニーズを汲み上げ、市場が要求するカーボンナノチューブの量産化を行い、大量需要先にもタイムリーに対応していくことも行っていきたいと思っています。カーボンナノチューブを利用した革新的アプリケーション創出のお手伝いが、私どもの使命だと考えております。
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